原発事故より8年
あの忌まわしい原発事故から8年が経ち、この会津地方は何もなかったかのように、静かに時を刻んでいる。原子力規制委員会よりモニタリングポストが撤去されつつあったが、まだ早いという抗議の声があがり今も何とか残ってはいる…。この時期になるとメディアが一斉に放射能汚染を放映するが、まだまだ恐ろしい状況にある。海の魚は100ベクレル以内だが、川魚は何百ベクレル。えっ、なぜ?本当に今大丈夫?そういえば、当時近隣の町村は除染をしたが、会津若松市は除染を一切しなかった。でも我家の敷地4ケ所では、線量計がピーピーと音を発し、放射線物質セシウム137が3~4マイクロシーベルトを表示したっけ。30年を経過すると半減すると言われたっけ。まだわずか8年経っただけなのだと我に返った。
ところで私たち城北支部は、事故後の秋より、1年に一度、放射線量を測定し記録してきた。金川町公園砂場から通学路、城北小学校まで、定点で測定しているが、昨年の数値はその前年より高くなっていた。安心はできない。将来どんなことがあるかもしれない。まだ燃料デブリの取り出しも出来ていないのだから。
足腰も思うようではなくなってきたが、健康のため、未来の人々のため、何らかの役に立つことになればいい。本当に安心ができるまで、でき得る限り続けてみよう。
城北支部 星 明美